鈴木ちなみ、生後2カ月ではじめての海外入院を経験。きょうだい育児を振り返るきっかけに

こんにちは!シンガポールに移住し、2歳と0歳3カ月の子どもと生活している鈴木ちなみです。たまひよオンラインではシンガポールの子育てで体験したことを紹介しています。2月は旧正月(チャイニーズ・ニューイヤー)で盛り上がったシンガポール。わが子も保育園でお祝いのイベントをしたようです。
さて、前回0歳の第2子が緊急入院した様子をお伝えしましたが、今回は入院生活を振り返ってみたいと思います。

子どもに優しい国、シンガポール。日本との子育て環境の違いとは?【鈴木ちなみインタビュー】

生後2カ月ではじめての入院、はじめての点滴

入院初日。小さい体に痛々しい姿で胸が痛みました。

ローカルの病院(KKホスピタル)の救急外来で受診し、高熱のため即入院となったわけですが、着の身着のままだったので、同行していた夫に一度家に帰ってもらい入院で必要なものを持ってきてもらう事にしました。

その間に私と赤ちゃんは病室に移動し、処置が始まるのを待つことに。待っている間に看護師さんから赤ちゃんに高熱が出た場合は、血液・頭・おなかの3カ所をチェックをするよと説明を受けました。16時ごろには病室に入ったかと思いますが、2時間待ってもなかなか始まらず「忘れられてるのかな?」と思ったので看護師さんに聞いたところ「今日は他の救急の患者さんが沢山いて、先生が忙しいの。もう少し待っていてね。」と言われました。ひとまず忘れられてないことが分かりホッとしました。この待っている間も「今どんな状況かな?忙しいだろうし聞いたら迷惑かな?」と思ったけれど確認することで自分の心の安心にもつながりました。

まだ熱は高いままでしたが赤ちゃんが寝始めたので、看護師さんに一声かけて、私は夕飯を買いに行くことに。大きい病院なので1階にスーパーマーケット、カフェ、レストラン、パン屋さんなどお店が充実していて助かりました。患者さんやお見舞いに来た人たちが沢山いて、病院の深刻な雰囲気をかき消してくれるような賑わいで、私の張り詰めていた気持ちも少し解れました。その日の夜と翌日朝に必要なものだけ買って病室に戻りました。

きょうだい育児の難しさを知ることに

点滴が取れた様子。持参した服に着替えました。

入院中は看護師さんによる2時間おきの検温、朝と夕方に回診がありました。子どもの熱がなかなか下がらなかったので検温の度にソワソワして看護師さんと一喜一憂したり。私ができることは、子どもに少しずつミルクを飲ませるため2時間おきの授乳でした。子どもも高熱で体が辛そうで、授乳の時以外はほとんど寝ていました。

病院で一息ついたころ、ここ数日のことを振り返ってみると、入院前日からおっぱいの張りがあったのを思い出しました。数日前から上の子の発熱による看病で私自身もあまり眠れていなかったので「疲れが溜まって張ってるのかな〜?」と思っていたのですが、赤ちゃんがミルクを飲んでくれるようになったら張りが引いたので「しっかりミルクを飲めていなかったんだな…」と反省しました。不調で不機嫌な上の子のケアに意識がいってしまい、「赤ちゃんはミルクも飲んでるし、排泄もあるから大丈夫!」と思い込んでいたけど、そうではなかったです。生まれて2カ月の赤ちゃんはまだ話せないし、体調不良の時こそ、子ども2人をしっかり観察しなければいけないのだと気が引き締まりました。

感染経路は…

2歳の子どもが保育園でチャイニーズ・ニューイヤーをお祝いした様子。

入院後点滴を半日した後は、ミルクの飲みも良くなり、体温はまだ上がったり下がったりでしたが少しずつ回復していきました。
入院して3日目、熱は下がり切りませんでしたが「このまま入院してても熱をチェックするだけ。もし病院にいた方が気持ちが安心するなら居てもいいし、帰りたかったら退院していいよ」と言われたので退院することに。「まだ熱はあるけど徐々に下がっていくよ。3日経っても熱が下がらなかったり、呼吸が苦しそうならまた来てね。」と言われました。上の子のことも心配だったし、私も病院にいても気が休まらなかったので帰宅することにしました。

先生は「RSウイルスに感染していたようだね」と教えてくれました。症状が重くなると気管支炎や肺炎になる病気なので、病院へ来るという選択をして良かったです。症状を調べると上の子の症状と一致することが多くきょうだい揃ってこのウイルスにやられたようでした。

退院してから赤ちゃんも回復して、今では元気いっぱいの2人です。
新年早々から大変な思いをしたので「家族が健康で居てくれるのが一番ありがたいことだな〜」と噛み締めています。

今月のちなみセレクション

ちなみさんの最近のお気に入り♪を紹介します!

【お気に入り①】フィンガーペイント

洗って取れる絵の具でフィンガーペイントを!

洗うとすぐに取れる絵の具なので、服についても安心。思いっきり手に絵の具を付けて楽しんでいます。

【お気に入り②】2階建バスの最前列

2階建バスの最前列でご機嫌♪

毎週末は家族でバスに乗って出かけるのがルーティン。2歳の子どもがバスに乗るのが大好きで、2階建バスの最前列に座って街や車を眺めています。もはや目的地よりバスに乗る事がメインイベントです。

文・写真/鈴木ちなみ 構成/たまひよONLINE編集部

●記事の内容は2024年2月の情報で、現在と異なる場合があります。

第2子妊娠中の鈴木ちなみ、シンガポールでの病院探し、はじめての海外妊娠生活をレポ

鈴木ちなみ(すずき ちなみ)

©花盛友里

PROFILE
1989年生まれ。2008年モデルデビューし、ファッション雑誌「with」の専属モデルに。フジテレビ『めざましどようび』のリポーターをはじめ、テレビ番組やCM、映画などに出演。20年に結婚。21年9月、第1子出産。

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