「赤福餅」、名古屋から新潟へ 作ったその日に新幹線輸送

JR名古屋駅で、東海道新幹線「こだま」に運び込まれる伊勢名物の「赤福餅」=8日午前

 JR東海は8日、4月以降に東海道新幹線「こだま」で荷物を輸送する法人向けサービスを始めるのを前に、早朝作られた伊勢名物の「赤福餅」をその日のうちに名古屋駅から新潟駅へ運ぶ実証実験を行った。JR東日本と共同で実施した。サービスは新幹線の速さを生かし、消費期限の短い食品や野菜などを新鮮なまま届けることが強みという。

 実証では8日朝、名古屋駅のホームに到着した「こだま」に、三重県伊勢市の工場で製造された赤福餅計120セットが次々と運び込まれた。東京駅で上越新幹線「とき」に積み替えられ、午後に新潟駅に着いた。駅構内のコンビニでは5分で売り切れたという。

© 一般社団法人共同通信社