同取り組みは、自動化が進む未来において重要な目視外飛行オペレーター育成に向けた取り組みの一貫として、地域企業・自治体・地域外企業と連携して行われた。
実施背景
現在多くのドローン運航事業者は各々の自動飛行ソフトウェアを用いて、独自で運航オペレーションを行っている。今後想定される、複数の事業者における空の利活用が推進するうえでの、複数の無人航空機や有人航空機が同一空域で飛行する未来においての安全な飛行には、UTM(航空管制システム)の管理下による運航管理オペレーションが必要になると想定される。
よって、航空管制システムの活用を前提とした運用フロー等を改めて検討する必要性があると考えられるため、同実証では運用面に着目した飛行試験を行った。
実施概要
ドローン物流(目視外飛行)のケースを用いて、航空管制システムによる管理下の運用を前提とした運航オペレーションについての検証を目的として、実証実験を行った。
※ PLATEAU(プラトー):国土交通省が推進する、日本全国の都市デジタルツイン実現プロジェクト。都市活動のプラットフォームデータとして3D都市モデルを整備し、様々な領域でユースケースを開発。3D都市モデルはオープンデータとして提供しており、誰もが自由に都市のデータを引き出し可能
実施体制
飛行ルート
- 豊川沿いに飛行/経路:約3.5km
- ドローン離陸地点:BamBoo’s(〒441-1201愛知県豊川市東上町北岡19-2)
- ドローン着陸地点:橋尾スポーツ広場(〒441-1223 愛知県豊川市橋尾町高砂)
当日の様子
今後の展開
今後について、株式会社スカイピーク代表取締役の高野耀氏は次のようにコメントしている。
高野氏:本実証においては、航空管制システムによる管理下での運用を前提とした、目視外飛行オペレーションにおける、重要な取り組みの一つになったと考えています。社会実装に向けて重要な要素である運用面に、重きを置いた検証は国内でも少ない現状です。 スカイピークは「知見と技術とともに未来をつくる」をコーポレートスローガンに掲げています。更なるドローンの利活用推進へ自治体や民間企業の皆様と連携し、未来産業を担う次世代人材育成をはじめとする様々な取組みを通して、社会への貢献につとめてまいります。