BM、内部通報の状況報告 行政指導受け、消費者庁に

 保険金不正請求問題に絡み内部通報体制の不備が指摘され、消費者庁から行政指導を受けたビッグモーター(BM)が、内部通報体制の整備状況について消費者庁に報告を行っていたことが8日、関係者への取材で分かった。

 消費者庁は昨年9月に公益通報者保護法に基づき行政指導をしていた。関係者によると、その後半年間における内部通報体制の整備状況や運用状況が文書で報告された。同庁で今後、内容を確認するとみられる。

 BMは昨年6月にまとめられた外部弁護士による調査報告書で、内部告発を「もみ消したと言わざるを得ない」「不正に関する情報を吸い上げる努力を怠ってきた」などと指摘されており、改善が求められていた。

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