和歌山放送特別番組「対戦校決まる」

第96回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選が行われ、対戦相手が決まったきょう(3月8日)、和歌山放送で特別番組wbsスポーツスペシャル「耐久高校・田辺高校 対戦校決まる~紫紺の大優勝旗を目指して」が放送され、選抜大会に出場する県立耐久高校と21世紀枠の県立田辺高校の選手と監督らが出演し、大会での抱負などを語りました。

番組では、甲子園への出場が決まった後、街の中でいくつもの横断幕を見かけるようになり、通学や帰宅の際は、ユニフォーム姿を見かけた街の人たちから「がんばれ」と声をかけられ、「ありがとうございます。がんばります」と答えている現状を、両校の監督とキャプテンが、そろって語りました。

学校創立172年、野球部創設119年で 春夏通じて初出場となる耐久は、大会3日目の第3試合で、6年ぶり2回目出場の千葉県の中央学院と対戦します。

左から、高津理事長、平井アナ、赤山主将、伊原監督(和歌山放送本社・ブルースタジオで)

放送では、耐久高校の井原正善(いはら・まさよし)監督が、「相手は、ピッチャーに力があり、攻撃のバリエーションも多いと聞いているので、対策というより、自分たちの野球を100%出せるようにしたい」と話し、赤山侑斗(あかやま・ゆうと)主将は、「チーム一丸となってどれだけできるか。チームの目標であるベスト8に向けて1つ1つ戦っていきたい」と語りました。

一方、21世紀枠で出場する76年ぶり3回目の田辺は、大会初日の第2試合で、2年ぶり16回目の出場となる石川県の星陵と対戦します。

右から、山本主将、田中監督、手前は田辺支局の松原氏(和歌山放送田辺支局スタジオで)

放送では、田辺高校の田中格(たなか・かく)監督が、「相手は、去年秋に日本一になったチームで、間違いなく優勝候補の筆頭。とにかくコンディションを整えて向かっていきたい」と話し、田辺の山本結翔(やまもと・ゆいと)主将は「くじを引く前からチームメイトから『星稜だけは引くな』と言われていたので、対戦相手が星稜と決まった時は『マジか』と思った。でも仲間の元に戻ると『がんばろか』と言われたので、びびらず、全力で立ち向かっていきたい」と話しました。

また、番組に出演した和歌山県高校野球連盟の高津亮(たかつ・りょう)理事長は、「両校とも『地域とともに』という高校野球の本来の姿を体現している学校なので、甲子園で和歌山の県立高校の底力を全国に見せてほしい」とエールを送りました。

耐久と中央学院の対戦は、大会3日目の第3試合で、順調に進めば、3月20日の午後2時試合開始の予定で、田辺と星稜の対戦は、大会初日の第2試合で、3月18日の午後1時試合開始予定です。

第96回選抜高校野球大会は、兵庫県西宮市の甲子園球場で、3月18日から13日間の日程で開かれます。

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