【源田壮亮・衛藤美彩】2人の子どもの育児に奮闘!妻は伝え方がすごく上手。「僕も頑張らなきゃ」と自然に思えた。源田選手のファン対応にも変化が?!

2023年12月に第2子となる女の子が誕生した、モデルの衛藤美彩さんと埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手の夫妻。たまひよONLINE編集部には、「元気な女の子を産んでくれた妻に感謝しています。夫婦でたくさんコミュニケーションを取りながらわが家に来てくれた2人の子どもを大切に育てていきます!!」(源田さん)「3090gの元気な女の子を無事に出産しました。これから2人の育児、夫と力を合わせて楽しみながら頑張ります!!」(衛藤さん)のメッセージが届きました。

今回は出産前のインタビューをお届けします。2歳を迎える長男の育児と新生児のお世話が始まり、これから訪れるめまぐるしい毎日をどのように乗り越えていこうと考えているのか、夫婦の関係性やパートナーシップについて聞きました。

第2子出産間近の衛藤美彩。夫・源田選手の言葉で、早くも箱入り娘決定!?「夫は産まれてくる娘を“かわいすぎて家から出せない”と宣言しています」

睡眠がたりていれば、ポジティブに育児ができる

2023年12月末、3090gの第2子・女の子が誕生。(写真提供/衛藤美彩さん)

――プロ野球選手という職業柄、パパが家を空けることも多いと思いますが、夫婦の時間はどのように作っていますか?

衛藤さん(以下敬称略) わが家では、育児法の一つとしてジーナ式というものを取り入れたので、息子は2歳になった今も19時半には1人で寝てくれます。だから、それ以降は夫婦だけの時間。残っている家事を片づけたり、仕事のことを考えたりもするけれど、それでも夫婦でゆっくり話をする時間は十分あります。

源田さん(以下敬称略) そうだね。慣れるまでは息子の生活リズムを崩さないようにバタバタすることが多かったので、息子が寝たあとは妻と「お疲れ!」ってハイタッチするのが日課でした。
2人目を妊娠する前は、その後に一緒にビールを飲んだりして、夫婦水入らずの時間を楽しむこともありました。ジーナ式を実践してよかったのは、息子だけでなく妻の睡眠時間もしっかり確保できるようになったこと。シーズン中はどうしても妻の負担が大きくなるので、せめて休息はしっかりとれるようにしたかったんです。

衛藤 ママがどんなに頑張っても、パパが「かわいそうだから・・・」と途中で赤ちゃんを抱きあげてしまうという話を聞いていたので、私は事前に、夫婦で共有しているKindleを活用して、夫にもジーナ式に関する本を読んでもらいました。

源田 本の中の大事なところにはすでに妻によるマーカーが引かれていたので、僕はそこを中心に読みました。
まとまった睡眠がとれず妻がボロボロになっている時期だったので、反対する理由なんてなかったんですけど、それでも妻は、自分1人で勝手に決めたりせず、僕にも目的をわかりやすく説明してくれたし、何より「一緒に頑張りたい」という気持ちがすごく伝わってきたので、僕も頑張らなきゃいけないという気持ちになりました。
そういう意味で、妻は伝え方がすごく上手だなと思います。

衛藤 睡眠不足が続くと、前向きな気持ちで子どもと向き合うことが難しくなると思うんです。余裕がなくて子どもに八つ当たりしてしまったり、それが原因で今度は自己嫌悪に陥ったり。だからこそ、育児にはママの睡眠が何よりも大切だと思って、夫にも、睡眠さえたりていればポジティブに育児ができる!と力説しました。

ママはパパを信じる!その気持ちこそがパパを動かす原動力に

撮影前日には、衛藤さんが源田さんのフェイスパックをしたのだとか。

――忙しさに追われるママの中には、たとえ育児に悩みがあっても「自分で解決したほうが早い!」という考えてしまう人もいるようです。

衛藤 その瞬間の効率だけを考えれば、確かに自分で解決したほうが早いしラクかもしれないですが、それがいつの間にか、夫婦間で当たり前になってしまう可能性がありますよね。
もちろん、それでパパに対して不満が生まれないなら問題ないけれど、ママの本当の気持ちとしては、パパにも悩みを共有してもらいたいんじゃないかな・・・。少なくとも、私は悩みがあれば夫にも理解してほしいと思うし、2人で乗り越えたい派です。

源田 僕たちは、何事も夫婦で共有することを大切にしていて心がけていると思います。ママから相談を受けたパパが気をつけなきゃいけないのは、「じゃあ、こうすればいいじゃん!」って答えだけを伝えてしまうこと。
男性は問題を解決したがる生き物だけど、女性は聞いてほしい、共感してほしい、気持ちを受け止めてほしい生き物だそうなので、答えは言っちゃいけないみたいです(笑)

衛藤 そうそう! 私、それを結婚した当初に伝えたよね。女性は答えを求めてないよ、共感してほしいんだよって。だから私の場合、答えがほしいときは、最初に「意見が聞きたいんだけど」って前置きしてから相談するようにしています。

源田 男性はダラダラ話をされるのが苦手な人が多いと思うので、最初に「悩みがあるから聞いて」って目的を言ってもらったほうが、聞く姿勢を作りやすいと思います。

衛藤 あとは、前提としてパパのことを信じる! これに尽きると思います。「どうせやってくれないから・・・」という前提では絶対に伝わらないので、「この人は何があっても私の味方だ」って信じて、あと、お互い愛し合って結婚したんだとういう初心を忘れずに(笑)、いっしょに前を向いて乗り越えていくのが理想です。

源田 子どもと向き合う時間はママのほうが圧倒的に多いので、どうしてもママのほうが要領がよくなるし、子どもへの理解も深まると思うけど、そこで置いてきぼりにされたら、パパはさらに育児にかかわりにくくなると思います。
ましてや、よかれと思ってやったことを「そうじゃない」なんて否定されたらもう・・・。だから、ママは対話をあきらめずに、あ、でもできるだけ簡潔に(笑)、思っていることをぶつけてほしいなと思います。

パパになって、ファンへの対応力がレベルアップ!?

「女の子の育児にわくわくしています」と源田さん。

――パパになって、プロ野球選手としての変化はありましたか?

源田 以前より、「子どもたちに夢を与えたい」という思いが強くなりました。ファンの方への対応も少し成長したかな。
それまでは、キャンプで赤ちゃん連れの方に「抱っこして写真撮ってください」って言われても、抱っこのしかたがわからなかったんです。赤ちゃんのわきのしたに手を入れて、正面向きに持ち上げる感じで写真を撮ってたんですけど、それが今ではスッと抱っこできるようになって。最近は、自然と子ども連れの方に目がいくようにもなりました。

衛藤 子どもがいなかったら知らないままだったなと思うことも多いし、子育てをしていると、自分の未熟さを痛感させられる場面もあるよね。

源田 本当にそう。学ぶことがいっぱいある。最近も、息子がおもちゃを片づけているときに手伝おうとしたら、「やめて、だめ!」って言われたんです。時間がかかっても最後まで全部自分でやるんですよ。小さなことでも、子どもにとっては一つのチャレンジなんだなと思ったし、最後まであきらめない姿勢は見習わなきゃいけないなと思います。

衛藤 何かで読んだんですけど、子どもの手って、大人が軍手を2枚つけたくらいの感覚らしいんです。大人だって、軍手を2枚もつけたら指先を動かしづらいじゃないですか。それを読んだら、息子がすごく頑張ってるんだなって感動して、じゃあ私は根気よく待とう!と思えました。

源田 教えたり導くだけじゃなく、親として見守ることも大切だよね。

パパがママ第一主義を徹底すれば、子どもは幸せで満たされる

立ち会い出産ができたという、出産直後の衛藤さん。(衛藤美彩さんInstagramより)

――育児に日々奮闘しているママ・パパにメッセージをお願いします!

源田 パパは、まずママのことをいちばんに考えて動くと、それが子どもの幸せにつながるんじゃないかな・・・、と思います。僕も、家に帰ったら息子より先に、妻に「ただいま、今日もありがとう」と言うようにしています。
そういう両親を見て育った子どもはきっと幸せだと思うし、何より、日中1人で頑張っているママをねぎらうことはパパの最大の役目。「オレは外で働いてるから」じゃなく、ママの頑張りに感謝して寄り添ってあげてほしいなと思います。

衛藤 ママが子どものお世話をするのは当たり前、子どものためにいろいろなことを我慢して頑張るのは当たり前だと思われてしまうことも多いと思いますが、そんなママのことを承認して満たしてあげるのはだれなのかといったら、それはほかでもない、パートナーであるパパしかいないんです。

パパには、ママにとっていちばんの味方であり協力者であってほしい! 私たち夫婦も、今まで以上に我慢や遠慮がいらない夫婦になりたいと思っているので、世のママ・パパたちにも、お互いに納得して満足できる関係を築いてほしいなと思います。一緒に頑張りましょう!

撮影/てんてん スタイリング/鬼束香奈子 ヘア&メイク/相場清志(Lila) 取材・文/坂井仁美、たまひよONLINE編集部

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衛藤さんと源田さんは、2024年2月15日発売の『後期のたまごクラブ』の表紙にも登場しています。表紙写真の撮影のときには、カメラの前で自らポーズを考えたり、緊張する源田さんに衛藤さんが表情や顔の角度をアドバイスする場面も。
衛藤さん単独の撮影の際には、モニターを見ていた源田さんが「どれもいいね、選びきれない!」と満面の笑顔を見せていました。

衛藤美沙さん(えとうみさ)

1993年生まれ。大分県出身。アイドルグループ乃木坂46の一期生として約8年活動後、2019年に卒業。同年に埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手と結婚し、2022年1月に第1子を出産。現在はファッションモデルとして活躍中。

源田壮亮さん(げんだそうすけ)

🄫SEIBU Lions

1993年生まれ。大分県出身。2016年に埼玉西武ライオンズに入団。23年に日本代表として第5回WBCに出場し、優勝を果たす。同年、プロ野球で守備が優れた選手に贈られるゴールデン・グラブ賞を6年連続で受賞。

●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は、2024年2月の情報で、現在と異なる場合があります。

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