ドーピング違反のパプ・ゴメス、上訴棄却で2年出場停止が確定 モンツァ指揮官が明かす

モンツァのラファエレ・パッラディーノ監督が、ドーピング違反で2年間の出場停止処分が科された同クラブ所属の元アルゼンチン代表FWパプ・ゴメスの控訴が棄却されたことを認めた。8日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。

FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022にアルゼンチン代表の一員として参加し、優勝に貢献したパプ・ゴメス。しかし、大会の数日前に行われたドーピング検査で不合格だったことが判明。W杯には出場できたが、2023年10月20日にFIFA(国際サッカー連盟)から2年間のスポーツ活動の資格剥奪処分が言い渡された。

この処分に対し、パプ・ゴメスは「息子の咳を和らげる際にスプーン一杯の咳止めシロップを誤って摂取してしまったことで、僕の体内にテルブタリン(世界アンチ・ドーピング機関の薬物リストに収載)が存在したことに起因する」と声明を発表。禁止薬物の使用が故意ではなかったと訴え、上訴していた。

しかし、8日にモンツァのラファエレ・パッラディーノ監督は、9日に行われるセリエA第28節ジェノア戦に先立って行われた記者会見で、パプ・ゴメスの状況について「私の知る限りでは、控訴は棄却された」とコメントし、「(今後)クラブが発表する予定だ」と回答したようだ。

指揮官のコメントが事実であれば、パプ・ゴメスの出場停止期間は2025年10月19日までに確定したことになる。

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