日本最高峰のバドミントン体感 大田原で「ドリームプロジェクト」 小中学生108人が実業団選手に学ぶ

実業団選手と対戦する参加者

 【大田原】県バドミントン協会は2日、実業団チームを中心に争う日本最高峰の「S/Jリーグ」で活躍する選手を講師に招いた講習会「ドリームプロジェクト」を県北体育館で開いた。県内小中学生108人が参加し、トップレベルのプレーに刺激を受けた。

 全国の子どもたちに夢を与え競技の普及を図ろうと、大手スポーツ用品メーカー「ヨネックス」(東京都文京区)が本年度から始めたプロジェクト。同社が協力し、開催地の協会や連盟が主催する。県内での開催は初めてで、同社と七十七銀行(仙台市)の女子選手6人が講師を務めた。

 講習会は実力ごとのクラスに分かれて実施した。選手は各コートを回りながら、初級者にはラケットの握り方から丁寧に教え、中・上級者には実践練習を通して本格的に指導。選手とダブルスを組んでの練習や選手と対戦する「チャレンジマッチ」も行われた。

 真岡西中2年広瀬瑛太(ひろせえいた)さん(14)は「絶対に来ないと踏んでいたコースにシャトルが飛んできて対応が難しかった」、同神山太稜(かみやまたろう)さん(14)は「相手の背後の狙い方や手首の動かし方が勉強になった」と話した。

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