気分は平安貴族 十二単で華やかに 那須塩原で着付け体験イベント

十二単を着せてもらう参加者(右)

 【那須塩原】平安時代の貴族女性の正装「十二単(ひとえ)」の着付け体験イベントが3日、塩原の元物産店で開かれた。塩原温泉街の47施設でひな人形を展示するイベント「塩原のんびり湯っくり雛(ひな)めぐり」(塩原温泉観光協会主催)の一環。

 事前に予約した20人が参加。着物文化の継承に取り組む「和装文化伝承会」の講師6人が、1人当たり約20分で着付けた。

 参加者は赤、紫、緑などの鮮やかな色が重なった着物をまとい、写真撮影した。夫婦で参加した男性は「狩衣(かりぎぬ)」を着装した。

 体験した島方、大学2年広瀬千法(ひろせちほ)さん(20)は「二十歳の記念で着た。人に着せてもらうのは初めてで緊張したが、貴重な体験になった」と話した。

 17日には「塩原もの語り館」で雛めぐりのフィナーレイベントが開催され、宿泊券などの景品が当たる抽選が行われる。

© 株式会社下野新聞社