「差は歴然だった」「驚異的」2戦12発のヤングなでしこに中国メディアが脱帽!「絶対的な強さで制圧された」【アジア杯】

改めて地力の差について言及している。

3月7日に行なわれたU-20女子アジアカップのグループステージ第2戦で日本女子代表は中国と対戦し、2-0で快勝を収めた。これでグループステージ突破(準決勝進出)が確定し、コロンビアで開催されるU-20女子ワールドカップの出場権を手にしている。

ベトナム戦との初戦に10-0で圧勝したヤングなでしこは、26分に見事な崩しから最後は土方麻椰が決めて先制点を奪う。その後も一方的に押し込むと、88分に天野紗が鮮やかな直接FKを決めて勝負を決めた。

【動画】天野が決めた圧巻のFK
中国のポータルサイト『捜狐』は翌8日、この試合の分析記事を掲載。「日本は15回のシュートチャンスを作り、うち8本が枠内で、もしGKのリュウ・チェンが阻止していなければ、スコアはさらに開いていただろう」と指摘した。

「ボール支配率44%を記録した中国は、シュートチャンスを3度しか作れず、枠内シュートは1本だけだった。中国のボール保持は主に中盤と最終ラインからのものであり、相手ゴールに大きな脅威をもたらすことができなかったのが分かる。コーナーキックの数は2対11という驚異的な数字に達した。その差は歴然だった」

記事は「U-20女子アジアカップで見られた傾向は、アジアの女子サッカー全体のそれと完全に一致している」と主張。こう続けている。

「オーストラリアとニュージーランドでの女子ワールドカップを経て、アジアの女子サッカーは日本とオーストラリアの2チームが抜きん出た。日本は絶妙な個人技と変化に富んだ戦術を持ち、オーストラリアは背が高くて強い。スタイルは全く違うが、アジアの他のチームと対戦すると、両国は絶対的な強さで制圧する」

そして、「北朝鮮は日本やオーストラリアに一定の影響力を維持し、ウズベキスタンは躍進しているが、まだ力の差がある。中国と韓国は育成力が不足しており、徐々に差が広がっている」と嘆いた。

また、別の記事でも「日本は2戦2勝で、12得点・0失点という驚異的な成績で完勝」とヤングなでしこの強さに脱帽。スコア以上の実力差に危機感を抱いているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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