厚生労働省と日本公衆衛生協会(東京都)が実施する本年度の公衆衛生事業功労者表彰で、感染症予防のためのオリジナル動画を配信している群馬県高崎市保健予防課が、同協会の衛生教育奨励賞を受賞した。動画は要点を絞って分かりやすくまとめた内容で、同課は「施設や家庭で役立てて」と呼びかけている。
同課が制作した動画は、手洗い(2分)と嘔吐(おうと)物処理方法(6分)の2種類。正しい手洗い方法、嘔吐物処理に必要な道具や拭き取り方などを丁寧に紹介している。
手洗いの動画は2017年11月、嘔吐物処理方法の動画は18年10月から市公式ユーチューブで配信し、閲覧回数はそれぞれ2万回、13万回超。手洗い動画は新型コロナの流行時、JR高崎駅大型ビジョンでも放映した。
橋爪千秋課長は「動画を参考に、日頃から感染対策を心がけてほしい」と話している。
自治体や社会福祉法人など全国8団体が受賞した。