遊佐比子-遊佐鳥海ICの整備概要説明 日東道、現地で国交省

23日の開通を前に報道関係者に公開された日本海東北自動車道の遊佐比子IC-遊佐鳥海IC間=遊佐町・遊佐鳥海IC付近

 日本海東北自動車道(日東道)の遊佐比子インターチェンジ(IC)―遊佐鳥海IC(6.5キロ)が23日に開通するのを前に、国土交通省酒田河川国道事務所は8日、報道関係者向けに現地説明会を開いた。一部に長寿命化を考慮したコンクリート舗装の採用や、交通事故対応などで活用できる脱着式ガードレールといった整備概要を説明した。

 今回の開通区間は設計速度80キロの2車線で、無料区間となる。2009年度に事業化が決まった酒田みなと―遊佐鳥海の延長12キロ区間の一部で、酒田みなと―遊佐比子(5.5キロ)は2020年12月に開通した。酒田みなと―遊佐鳥海全体の事業費は412億円。

 説明会では、同事務所担当者が月光川以南の区間でコンクリート舗装を施したことや、最上川の河道掘削で発生した土砂の活用、月光川橋の工事方法などを説明。同事務所の岡本守副所長は「物流効率化や救急医療活動など地域経済の活性化、暮らしの利便性につながると期待している」と語った。

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