長崎大 前期1228人合格 競争率2.2倍

合格を報告し祝福される生徒(左から1人目と2人目)=長崎市、野田ゼミナール

 長崎大は8日、一般選抜前期日程の合格者をホームページで発表。10学部の定員1062人に対し2735人が受験し、1228人に吉報が届いた。競争倍率は2.2倍(前年1.9倍)だった。
 合格者の男女比は男性58.9%、女性41.1%で前年に比べ、女性が2.5ポイント増。全体に占める県内出身者の割合は29.2%(前年比7.1ポイント減)だった。
 学部別は▽多文化社会87人(募集定員75人)▽教育134人(同126人)▽経済207人(同190人)▽医171人(同164人)▽歯43人(同33人)▽薬70人(同49人)▽情報データ科90人(同75人)▽工257人(同210人)▽環境科101人(同80人)▽水産68人(同60人)。
 長崎市大橋町の大学予備校、野田ゼミナールでは午前10時の発表直後から職員室の電話が次々と鳴り、生徒から合格を伝えられるたびに拍手が起きた。来校し報告する生徒も多く、祝福ムードに包まれた。情報データ科学部に合格した川原功さん(19)=県立諫早高卒=は「ひたすら英語と数学を頑張ってきた。支えてくれた家族と先生に感謝です」と喜びをかみしめた。

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