五輪=パリ開会式、現地19時30分開始へ ロシア勢ら参加は今後議論

[パリ 8日 ロイター] - パリ五輪組織委員会は8日、セーヌ川で7月26日に行われる開会式が現地時間19時30分からスタートすると発表した。

トニー・エスタンゲ会長は国際オリンピック委員会(IOC)との最終7回目の調整委員会後に記者会見に臨み、日没直前に設定したことについて「光を最大限に活用するため、その時間を選択した」と語った。

また、「全てが順調に進んでいる。われわれには自信と熱意がある。しかし、最後のストレートが鍵になることも分かっている。集中を切らさず、野心的であり続ける」と話し、大会に向けた準備に手応えを示した。

ウクライナに侵攻するロシア、その同盟国ベラルーシ選手の開会式参加に関しては、19日にローザンヌで開かれるIOC理事会で議論される。IOCは国家としての両国の競技参加は認めていないが、個人競技で「中立」の立場での選手参加は許可している。

IOCはロイターに対し、ロシア問題については理事会で毎回議題となっていること、19日の理事会では参加可否は決まらないことを伝えた。

なお、国際パラリンピック委員会(IPC)は6日、両国選手の開会式参加を認めないと発表している。

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