捨てるだけじゃ不十分…!お掃除のプロが教える、物が多くて困っている人がやるべきこと

いくら片づけをがんばっても、気がつけば部屋が散らかってしまっている……その原因のほとんどは「物が多すぎるから」。多すぎる物は捨てればいいわけですが、どう捨てればいいのかわからない、という方も少なくないはず。

アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属し、年間約500件のお仕事依頼をこなしている家事のプロフェッショナル、西田美保さんに「効率的な物の捨て方」について教えてもらいました。

捨てられない原因は大きくわけて2つ

物が捨てられない理由は、大きくわけて2つ。「もったいない」か「思い出の物だから」です。

もしかして使うかもしれないと考えて、1年以上使ってないにもかかわらず「もったいない」からと手放せずどんどん物を溜め込んでいませんか?1年間使っていないものは、その後も使わない可能性が非常に高いです。「もったいない」からととっておいて、貴重な収納スペースを消費するほうが「もったいない」かもしれません。

どうしても捨てることに抵抗があれば、それを必要としている人に譲るという方法もあります。親戚や友人に譲るのもいいですし、フリマアプリなどに出品して売れれば収益にもなります。

「思い出の物」は捨てにくい物の代表格。たとえば、お子さまがつくった作品はすべて残しておきたいものです。

たとえば、お子さまと話し合いながら「この箱に入るだけにしようね!」などとルールを決めて、お気に入りだけを残す。立体感のある作品は壊れやすく劣化もするため、写真で残すこともおすすめです。お気に入りだけを残すことで、愛着も湧き、見返す回数も増えるでしょう。

物が増えてしまう原因を理解し、物の適正量を知ろう

以上、物を捨てる方法についてご紹介しましたが、捨てると同時に「物を増やさない」ことも意識なければ、根本的な解決にはなりません。

例えば、安いからと同じ洗剤を複数購入することありませんか?ストックが1つの場合、いつもの収納場所に片づけることができますが、複数購入してしまうと収納スペースは倍以上必要になります。

その結果、床置きしたり、空いているスペースに詰め込んでしまったりと収納場所が複雑化し、確かにあるはずなのに使いたいときに見つけられず、探すためにさらに散らかってしまうのです。そして最悪の場合、探すのをあきらめてまた購入してしまい、物が増える悪循環を繰り返す可能性も。

捨てる作業は増やすことより労力が必要になるので、物を増やさない行動を心がければ結果的に負担は減ります。

物が増える行動をしていないか?収納スペースに対してストックアイテムの量は適切か?

そういったことを意識すれば、部屋も自然と片づくはずです。

■教えてくれたのは・・・西田美保さん
アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属し、年間約500件のお客さま宅で、定期家事代行サービスを提供。これまでに延べ1,500件のサービスに従事している。現場で培った家事代行・整理収納サービスの経験を活かし、新人スタッフの教育・研修トレーナーも担当。

協力・・・

カジタク

家事の宅配「カジタク」。安心のイオングループとして、家事代行以外にも、プロの整理収納プラン「片付け名人」や、日頃お掃除できないところをプロにお任せする「ハウスクリーニング」など、これまで約70万件の家事サービスを提供。「カジタク」はアクティア株式会社が提供する家事代行サービスのブランドです。

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