村山市の冨本地域街づくり協議会(大場美喜男会長)は8日、同地域で1人暮らしをしているお年寄りなどの26世帯に、地元住民が手作りした弁当を届けた。
配食は独居世帯を元気づけようと2007年度から企画。地元料理サークル「ひまわり会」(青木八栄子代表)が調理し、現在は年2回行っている。今回は、大きなえびフライや雛まつりをイメージしたちらしずし、芽キャベツのおひたしなど、季節感たっぷりの料理を詰め合わせた。出来上がった弁当は、同地域の民生委員6人で手分けして配達した。
弁当を楽しみに待っていたという同市湯野沢の石井とし子さん(79)は「彩りが良くおいしそう」。優しい味付けをかみしめると、地域の絆のありがたみを再確認していた。