ドゥレッツァに“勝率0%”データで「荒れる予感」 穴党もニヤリの「前代未聞の低レベル」世代説浮上

ドゥレッツァ/2023年菊花賞(C)Eiichi Yamane

10日、中京競馬場で金鯱賞(GII、芝2000m)が行われる。

すでに前売り発売が実施されており、単勝1番人気は前走菊花賞を制したドゥレッツァ(牡4、美浦・尾関知人厩舎)。そのオッズは2倍台前半と圧倒的な支持を集めている。以下、昨年の本レース勝ち馬で香港カップからの参戦となるプログノーシス(牡6、栗東・中内田充正厩舎)、中日新聞杯で待望の初重賞制覇を飾ったヤマニンサルバム(牡5、栗東・中村直也厩舎)と続く。ここまでが単勝10倍を切るオッズだ。

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■現4歳世代のレベルに疑問が……

GI実績や舞台適性を踏まえると妥当な人気順と言えるが、気がかりなのは1番人気ドゥレッツァがタスティエーラ、ソールオリエンスらと同じ現4歳世代であること。実はこの世代の牡馬は、2024年に入ってから芝1800m以上の芝重賞で【0.2.1.8】といまだ未勝利。ソールオリエンス、ハーツコンチェルトとダービー上位馬が出走したにもかかわらず、勝ち星ゼロは少々寂しい。

他の世代の年明け~金鯱賞までと比較すると、現5歳のイクイノックス世代は【3.3.4.13】。京都記念では勝ち馬ドウデュースから3着馬までを当時の4歳世代が占めており、近年における“最強世代”といっても過言ではないだろう。

勝ち星でその上をいくのが現6歳世代。本レースにも出走するヨーホーレイクやのちの大阪杯勝ち馬ジャックドールら【4.1.1.11】と圧巻の成績を残している。コントレイルが三冠を達成した現7歳世代も低評価の声を払拭するかのように【1.3.0.9】と勝ち馬を輩出。【2.1.2.9】の現8歳世代と合わせて“勝ち馬ゼロ”のケースは一度たりとも出現していないのだ。

4歳世代の苦戦が続く現状にネットでは「今年の4歳世代弱い説」「荒れる予感」「成長して見返してほしい」と、さまざまな反応が見られていた。

金鯱賞は過去にスワーヴリチャード、ジャックドールなどのちのGI馬が制した伝統のレース。発走時間は10日の中京11R、15:25予定だ。

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(SPREAD編集部)

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