弘前公園(青森県)桜開花 4月16日のまま 市が第2回予想

ソメイヨシノの花芽を確かめる桜守

 青森県弘前市は8日、桜の名所として知られる弘前公園内のソメイヨシノ開花が4月16日、満開が21日になるとの予想を発表した。1週間前の発表から変わらなかった。平年に比べて6日早く、昨年より9日遅い。発表は今季2回目。

 外堀も4月15日開花・20日満開、西堀の桜のトンネルも17日開花・22日満開と変わらなかった。花びらが堀を埋める花筏(はないかだ)は、23~27日ごろが見ごろと見込んでいる。

 市によると、先週からの1週間の気温は平年に比べ低かった。市は今月中旬から4月上旬にかけての気温が平年並みか、高くなる予想であることから前回と同じ開花になると分析した。

 弘前公園の北の郭(くるわ)で標準木を確認した桜守の丸居和(なぎ)・市公園緑地課主査は「花芽は先週からあまり変わっていない。まだ硬く、先が緑色のものもあるが膨らんではいない。これから気温が高くなる予想なので、来週にかけてつぼみが動き出すのではないかと思う」と話した。次回は15日に開花予想を発表する。

 公園では8日、積雪が午前7時で14センチ、昨年同日は48センチだった。

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