旭小に児童図書776冊寄贈 篠原建設(鳥栖市)が100万円分

篠原隆行社長(前列左から6人目)に感謝状を贈った図書委員の児童ら=鳥栖市の旭小図書館

 鳥栖市の篠原建設(篠原隆行社長)は、市内の旭小(木村嘉身校長)に100万円分の児童図書を寄贈した。図書委員の希望を聞いて選んだ伝記や図鑑、学習漫画シリーズなど真新しい人気図書776冊を贈った。

 同社の前社長が小中学校への図書寄贈を始め、旭小で11校目。篠原社長(49)が同校図書館をこのほど訪れ、5、6年生の図書委員22人と向門慶人市長、佐々木英利教育長らと寄贈式を開いた。篠原社長は「本は頭の中で想像して町並みや人物など自分の物語ができる。本を読んで想像力豊かな人になってください」とあいさつした。

 図書委員は「たくさんの知識を得て、将来に生かすことができます。本は図書委員が率先して大切に扱います」と書いた感謝状、本の形をしたメッセージボード、模造紙に書いたお礼状を篠原社長に贈り、感謝の気持ちを表した。図書委員長の井手颯太君(6年)は「読書の日とかいろんなイベントを開いて借りてほしい。後輩たちに『大切にしてね』とずっと伝えていってほしい」と話していた。(樋渡光憲)

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