中日・根尾、6回途中1安打2失点で降板 立ち上がり制球難も尻上がりの好投

◆ 初回だけで28球要すも2回以降は安定し計80球

中日の根尾昂投手(23)が9日、広島とのオープン戦(マツダ)に先発登板。制球難と失策絡みで初回に2点を失ったが、2回以降はテンポ良くアウトを重ね6回途中1安打2失点(自責点0)の結果でマウンドを降りた。

初回、先頭の野間を二塁・村松の失策で出塁させると、続く田村に右前打を許し無死一、二塁。3番・小園の犠打で一死二、三塁になったあと、4番・シャイナーの三ゴロの間に先制点となる三塁走者の生還を許した。

続くレイノルズには四球を与え、6番・田中に対する2球目が暴投となり2失点目となる三塁走者が生還。田中にはストレートの四球を与えるなど、立ち上がりは制球に苦しみ初回だけで28球を投じた。

それでも、2回以降は制球が安定しテンポ良くアウトを量産。5回は3つ目の四球を与え久々に得点圏に走者を背負ったものの、最後は小園を遊ゴロに仕留めゼロを刻んだ。6回もテンポ良く二死を奪い、球数が80球に達したところで降板。終わってみれば安打は初回に田村に許した右前打のみで、毎回となる6三振を奪うなど修正力を見せた。

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