【金鯱賞/穴ライズ】「4走前が本来の姿、開幕週でこそ妙味タップリで押さえ推奨」 想定“8人気”以下の盲点

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■シーズンリッチ

昨年3月の毎日杯で重賞初制覇を果たし、以降はクラシック路線を歩んだシーズンリッチ。日本ダービー7着、神戸新聞杯10着、菊花賞12着と精彩を欠く競馬が続いているが、いずれも2400m以上のレースで、いま思えば距離が長かったのだろう。結果は惨敗も、この経験は前向きに捉えたい。

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芝1800mで行われた前述の毎日杯では、今回出走する人気の一角ノッキングポイントを撃破。また、この馬自身の初勝利も東京芝1800mと、適性は断然中距離向きだ。適距離に戻って本来の姿が見られそうなだけに、近走度外視で見直してみたい。

前走から4ヵ月半の休養を挟み、体が増えて幅が出てきたようにパワーアップ。さらに開幕週の中京芝で内枠を引いた恩恵を考えると、激走の可能性を大いに秘めていると見た。妙味タップリのヒモ穴候補として押さえたい1頭だ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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