【金鯱賞/穴ライズ】「百戦錬磨の名手が狙う先行→激走のビジョン、即消し判断はNG」 想定“9人気”前後の伏兵

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■アラタ

昨年7月に行われた巴賞での勝利を最後に、函館記念9着、オールカマー13着、中山金杯でも13着。2桁着順続きで印象はよくないが、前走中山金杯は後方から上がり3F3位の脚で追い込んできていた。1コーナーで他馬に寄られてポジションを下げるアクシデントがあったり、先行勢が上位の多くを占めた一戦だったことを考えると、悲観すべき内容ではない。

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いまだに重賞勝ちはないものの、昨年の中山金杯では勝ち馬とタイム差なしの4着をはじめ、ジャックドールやパンサラッサなど好メンバーが揃った22年札幌記念でも僅差の4着。今年のメンバーならポテンシャルは上位だ。

昨年の金鯱賞ではインをロスなく立ち回り、勝ち馬プログノーシス、2着フェーングロッテンに次ぐ3着に善戦。当時と同じ鞍上・横山典弘に乗り替わる点は好材料で、すんなり先行できれば昨年の再現も期待できる。人気がなくとも即消し判断はNGの1頭。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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