「建物を建てる際の建築家の気持ちが、浮かび上がる作品」写真家・ホンマタカシさんの「建築写真展」【香川】

日本を代表する建築家・丹下健三が設計した建物を写した、写真家・ホンマタカシさんの「建築写真展」が、香川県立ミュージアムで開かれています。

「柱」と「梁」をテーマに設計された無骨なコンクリートの建物は、五重塔のようにも見えます。香川県庁東館の外観を捉えた1枚です。

丹下健三生誕110年に合わせて開かれているもので、写真の芥川賞とも言われる木村伊兵衛写真賞を受賞した、ホンマタカシさんが撮影した丹下建築が展示されています。

どの写真も、建築の意図を的確に捉えた構図になっているのが特徴です。

(香川県立ミュージアム 主任学芸員 日置瑶子)
「建物を建てる際の建築家の気持ちが、浮かび上がってくる作品なのではないかなと思います」

写真展「ホンマタカシ‐ケンゾウへのオマージュ」は、4月14日まで開かれています。

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