1等は阪神選手のサインボール! 抽選会や縁日、こんな「二刀流」も 甲子園駅周辺で親子向けイベント

パフォーマーのあべよしえさん(左)からトラのバルーンアートを受け取る子ども=西宮市甲子園町

 3月に始まったプロ野球のオープン戦に合わせ、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)内の「甲子園歴史館」と隣接する商業施設「甲子園プラス」で9日、縁日や抽選会などが楽しめる「スプリングイベント」が始まった。10日まで。

 野球ファンだけでなく親子連れにも球場に足を運んでもらおうと、阪神電気鉄道(大阪市)が初めて企画した。両施設や周辺のグッズショップなどで買い物したレシートを提示すると、抽選会と縁日に参加できる。この日は甲子園で阪神対ヤクルトのオープン戦があり、朝から親子連れが次々に訪れた。

 抽選会では1等に才木浩人投手や梅野隆太郎捕手、大山悠輔内野手のサイン入りボールを用意。縁日ではスーパーボールすくいや輪投げのコーナーが並んだ。

 鳥取県から家族5人で観戦に訪れた女児(4)は近くの飲食店で使えるビールセット無料券を引き当て、「当たってうれしい」とにっこり。父親(37)は「妻も私もビールが飲めないので、スタンド席の誰かにお裾分けしようと思います」と苦笑いしていた。

 球場近くでは、サックス演奏とバルーンアートの「二刀流」で活動するパフォーマーあべよしえさん(40)=堺市=がショーを開催。六甲おろしを演奏したり、細長い風船をひねって動物をかたどったりして会場を盛り上げた。トラの風船をもらった西宮市の女児(5)は「顔がかわいい」とうれしそうに母親に見せていた。

 10日は午前10時半~午後4時半。サックス演奏とバルーンショーは9日のみ。抽選会は景品がなくなり次第終了する。(地道優樹)

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