那須塩原・箒根学園で初の卒業式 「初代」誇りに18人巣立つ 

卒業証書を手に「仰げば尊し」を歌う箒根学園の卒業生

 【那須塩原】関谷小、大貫小、横林小と箒根中が統合し、本年度に施設一体型義務教育学校としてスタートした箒根学園で9日、初の卒業式が行われ、9年生18人が学び舎を巣立った。

 卒業式の会場は最新の省エネ・創エネ設備を採用することで、年間のエネルギー消費量を一般的な建物の75%以上削減したことを示す「ニアリーゼブ」認証を県内の学校体育館で初めて取得した新体育館。式典には全校生徒や保護者ら約320人が出席。9年生は順番に卒業証書を受け取り、校歌や「仰げば尊し」などを歌った。

 山本幸子(やまもとさちこ)校長(58)は式辞で「覚悟を持って、自分の信じた道を精いっぱい生きてほしい」とエールを送った。児童生徒会長の山本和奏(やまもとわかな)さん(15)は答辞で「初代卒業生であることを誇りに思い、夢に向かって歩んでいく」と決意を述べた。

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