「僕らにとって大きな勝利」劇的弾のアーセナルMFが歓喜!久々出場→痛恨ミスのGK擁護も「試合の一部。僕も経験している」

現地時間3月9日に開催されたプレミアリーグ第28節で、アーセナルは下位に沈むブレントフォードとホームで対戦。ふくらはぎの問題を抱える冨安健洋は、引き続きメンバー外となったなか、2-1で接戦をモノにし、リーグ戦8連勝を達成した。

アーセナルは19分にデクラン・ライスが幸先良く先制点を挙げるが、45+4分に失点。ブレントフォードがローン元の正GKダビド・ラジャに代わり、久々に先発したアーロン・ラムズデールが、ゴール前でボールをカットされ、被弾した。

それでも、仲間のミスをカバーすべく、猛攻を続けると、86分に想いが結実する。好調のカイ・ハバーツがヘッドで叩き込み、決勝点を奪った。

英公共放送『BBC』によれば、土壇場でリーグ戦3試合連続ゴールをマークし、劇的勝利の立役者となったドイツ代表MFは、手応え十分にこう語った。

「僕らにとって大きな勝利になった。この勝点は僕らに非常に重要だ。3ポイントを手にするのはいつだって嬉しいよ」

【動画】頼れる男ハバーツ!魂のヘッドで劇的勝利をもたらす
3日後にはチャンピオンズリーグのラウンド16第2レグ、ポルト戦が控える。敵地での第1レグは0-1で落としており、ホームでブレントフォード戦に続いての勝利が必須だ。

「自分たち自身に集中したい。他のチームの行動は変えられないからね。僕らは週の半ばにもうひとつのコンペティションに臨む。良い夜になるよう願っているよ」

ハバーツはまた、ラムズデールの失態で同点に追いつかれた場面に言及。背番号1へのエールの言葉も口にした。

「特に(前半終了の)ホイッスルが鳴る間際に失点したのは良くなかったね。でもお互いに声を掛け合って、逆転の意欲が高まった。ミスはゲームの一部だ。僕も失点に繫がるミスを経験している。とにかく、後半の最初の1秒から良いメンタリティを見せられた」

プレミアリーグ8連勝を達成したアーセナルは、翌日に直接対決するリバプールと、マンチェスター・シティをかわし、首位に浮上。優勝を争うライバルにプレッシャーをかけ、ポルト戦へも大きな弾みをつけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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