ドジャースの致命傷になりかねない!? 山本由伸のOP戦2戦目で露呈された内野守備の綻びを現地メディアが問題視!「適切に対処しなければ」

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は現地時間3月6日、シカゴ・ホワイトソックス戦で今季2度目のオープン戦のマウンドに登った。3イニングを投げたこの日は初回から3点を失い、計5失点を喫している。対外試合2戦目にしてメジャーの洗礼を受けたとも言える結果となった。

前回登板となった先月28日のテキサス・レンジャーズでの好投とは一転し、ホワイトソックス戦では3イニングで6本の安打を打たれ、3人を四球で歩かせるなど不安定さが目立った。すでに、開幕カードでのサンディエゴ・パドレス戦の先発を委ねられているだけに、チーム首脳陣にとっても不安がよぎる投球内容となったはずだ。

だが、現地メディアでは、この日のドジャース守備陣の綻びを指摘する声が上がっているようだ。米スポーツサイト『FANSIDED』では、ホワイトソックス戦での山本の投球時の野手陣の守りについて論じている。

ホワイトソックス戦翌日、同メディアは「残念なことに、ヤマモトは水曜日のシカゴ・ホワイトソックス戦で少し荒れた投球をした。わずか3イニングで6安打5失点、3人を歩かせた」と振り返った。しかし一方で、「それをすべてヤマモトのせいにすることはできない」とも主張する。

その上で「まだスプリング・トレーニングであり、慌てるような時期ではないが、レギュラー・シーズン開幕前にドジャースが一掃したいのは守備の問題かもしれない」と見解を示している。

ホワイトソックス戦では、ショートのギャビン・ラックス、サードのマックス・マンシーのフィールディングが乱れた場面もあったことで「実際、ヤマモトがヒットと判定されたプレーのいくつかは、おそらくエラーと判定されるべきだっただろう」と指摘している。

トピック上には、米野球アナリストのロブ・フリードマン氏が自身のSNSアカウントに投稿した、同ゲームでのドジャース内野手陣のプレー動画も掲載。同メディアは「このような守備の苦戦は、今後数週間のうちに適切に対処しなければ、ドジャースにとって大きな問題になりかねない」と強調している。

もちろん、山本のオープン戦2戦目では、四球での出塁や失投などもあったことから、いくつもの修正点が浮かび上がったことも確かだ。しかし、ワールドシリーズ制覇を目指すチームとして、守備面の課題改善も急務であることも間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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