双葉高野球部が壁画に 福島県双葉町の旧町歴史民俗資料館

双葉高野球部を題材にした壁画と、描いた山本さん(3人のうち右)ら

 福島県双葉町の旧町歴史民俗資料館の外壁に、かつて夏の甲子園に3度出場した双葉高野球部の壁画がお目見えした。

 高さ約7メートル、幅約20メートル。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から13年たつのを前に、アート展開・イベント企画会社「OVER ALLs」(東京都港区)が「風化が懸念される中、町が一つになって応援した球児の姿を通して『真の再生』へ気持ちを沸き立たせたい」と描いた。

 同社副社長で画家の山本勇気さん(44)は「町の人と協力しながら元気あふれる地域をつくっていきたい」と話している。

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