世界遺産の景観に合わせたベンチ設置へ 木材協同組合が寄贈 日光の東町エリア

寄贈された木造ベンチと三ツ山委員長(前列左から2人目)と安達理事長(同3人目)ら

 【日光】日光木材業協同組合はこのほど、木材の利用促進やまちづくりに役立ててもらおうと、神橋東側エリアの地域づくりを検討する「日光東町まちづくり推進委員会」に木造ベンチを寄贈した。

 ベンチは横2メートル40センチ、奥行き73.5センチ、高さ35センチで、同組合と同エリアのまちづくりに関わる宇都宮大が連携して日光産木材で作った。世界遺産「日光の社寺」門前町の景観を意識しながら、小上がりや揚見世をイメージしたデザイン。座面が広いため両側から使用でき、高さを抑えることでくつろぎやすくした。

 同エリアの公民館前や店先など計4カ所に設置し、観光客や住民に利用してもらう。

 相生町公民館前で贈呈式が行われ、同委員会の三ツ山一明(みつやまかずあき)委員長は「観光客が増え、町を歩く人も多くなっているのでとても重宝する」と感謝。同組合の安達紀和(あだちとしたか)理事長は「多くの人に日光の木材について知ってもらい、ベンチも使ってもらえたらうれしい」と話した。

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