学校のお隣で環境課題学ぶ 太陽光発電所を見学 宇都宮・城山中央小の児童

太陽光発電所を見学する児童ら

 【宇都宮】城山中央小の5、6年生82人は5日、同校に隣接する太陽光発電所「宇都宮シナネンソーラーパーク」を見学し、脱炭素化に向けた再生可能エネルギーの活用など環境課題について学んだ。

 発電所を2023年3月に整備したシナネン(東京都港区)が、社会貢献活動の一環として協力した。

 見学に先立ち、同社社員らが「エネルギーと太陽光発電システムを学ぼう」と題した出前授業を行った。地球温暖化が引き起こす問題などを例示。要因となる温室効果ガスの排出を実質0にする脱炭素に向け、太陽光など再生可能エネルギー活用の重要性を説いた。

 児童らは東京ドーム約1.2個分の広さがある発電所に移動し、ずらりと並んだ太陽光パネルや、電力を集めて送電する機器などを見学。質問コーナーでは「電力会社に売る利点は」「再生可能エネルギーの新しい技術は」などと熱心に問いかけていた。5年亀田快良(かめだかいら)君(11)は「太陽光発電所は広かった。ケーブルが張り巡らされて複雑で驚いた。再生可能エネルギーは地球のために欠かせないものと分かった」と話した。

太陽光発電所を見学する児童ら

© 株式会社下野新聞社