先延ばしにしがちな「防災グッズ」の準備、手軽に始める方法は?

2011年3月の東日本大震災から、13年がたちます。最近地震の頻度が増えている地域もあり、防災グッズを準備しなくてはと思っている人も多いでしょう。

しかし、日々忙しいと、つい防災について後回しになりがちかもしれません。そこで今回は、手軽にできる「防災」についての案を3つお届けします。


つい先のばし?お金がかかる?…そんな問題をクリアに

楽天超ミニバイトが行った調査「2024年新生活について」(調査対象:10代~40代男女1000人、調査期間:2024年2月)によると、「防災グッズを準備していない人」の理由トップ3は以下の通りです。

1位 必要だと思っているが対策できていないから

2位 お金がかかるから

3位 何をそろえればよいかわからないから

確かに、防災グッズの準備は、「近いうちに…」と思いながら、ついつい先のばしにしがちです。また、お金もかかりますし、何から始めたらよいかわからないですよね。

では、防災グッズを準備している人は、実際にどんなものをそろえているのでしょうか。同調査で、どんな防災グッズを準備しているか(防災グッズを準備している人のなかから)、トップ6を紹介します。

1位 飲料水

2位 懐中電灯/ランタン

3位 非常食

4位 充電器/バッテリー

5位 ラジオ

6位 非常用トイレ

上記のうち、自宅に備えていないものはないでしょうか。

これらを参考にしながら、できるだけ早いうちに、それほどお金をかけすぎずに準備できる方法を考えていきましょう。

ECサイトでお得な日に購入しておく

「防災グッズには、お金がかかる」と感じる方は、お得に買える方法を検討しましょう。

例えば、楽天市場では、定期的に行われる楽天スーパーSALEやお買い物マラソン(買い回りセールイベント)、ポイント倍率がアップする18(いちば)の日などを活用するのが手。気になる商品を“お気に入り”に入れておき、タイミングを見て早めに購入しておくと安心です。

以下、一例として紹介します。

●保存水
楽天市場で「保存水 10年」と検索すると、10年保存できる1.8リットルのペットボトル12本が3860円(送料込み)などで見つかります。

●簡易トイレ
「簡易トイレ」と検索すると、80回分 4380円(送料込み)などで見つかります。

特にマンションなどの集合住宅では、断水によりトイレが使えなくなると困るもの。あまり場所をとるものではありませんので、万一に備えて常備したいですね。

●冷凍食品
最近は、非常食にもなる、保存しやすい食品がたくさん増えています。「非常食」を検索するのもよいですが、「冷凍食品」を検索するのも手。

例えば、「玄米パン7種類14個Lセット(玄米ペーストぱん工房やまびこの郷)」は、自然解凍だけで美味しく食べられるので、災害時でも、忙しい時でも役立ちそうです。試食の機会があり、大変美味しかったです。

ローリングストックとして、忙しいときなどに定期的に普段の食事としても活用しながら、食べ慣れたものを保存できると安心ですね。

ふるさと納税で「防災グッズ」を返礼品に選ぶ

「防災グッズを買うのにはお金がかかる」と躊躇している人は、ふるさと納税の返礼品を活用するのも一つの案です。

2024年になって2カ月ちょっと経ち、「今年はどこにふるさと納税をしようかな」と思っている人は、「防災グッズ」を選ぶのもよいでしょう。

ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」によると、2024年1月16日~31日における、同サイト内の検索キーワードでは、「防災グッズ」が1位だったそう。1年前の2023年1月の565位から大幅にアップ。寄付件数も、前年同期比で2.5倍以上に増加しているそうです。

ふるさと納税を活用すれば、自己負担2000円で返礼品を受け取ることができます(収入や家族構成などによって上限額あり)。

例えば、「さとふる」に掲載されている、防災グッズの返礼品について一例を紹介します。

●三重県鈴鹿市「長期保存食 イザメシ まんぞく豚汁18個/1ケース」寄付金額3万円
野菜がたくさん入った豚汁のセット。賞味期限は製造より3年間。災害時だけでなく、普段の忙しい時にも、野菜をとりながら手軽にいただけそう。

●兵庫県多可町「非常用圧縮毛布」寄付金額1万円
かさばる毛布を独自の真空圧縮技術でA4サイズに。自宅だけでなく、車の中に置いておくのもよさそう。

●熊本県南関町「SunSoaker 携帯充電用太陽電池シート10Wタイプ」寄付金額1万8000円
コンセントがない場所でスマートフォンや充電池などの充電が可能。災害時だけでなく、キャンプやBBQ、野外スポーツなどでも活用できそう。

(番外編)被災地への支援も、広い意味での「防災・減災」に!

災害があったときに、少しでも被害を避けるための「防災」も大切ですが、日本の各地で災害があったときに、被災していない方が、被災した方への支援を行うことで、日本全体での「防災・減災」につながるのではないでしょうか。

被災した方への支援についても、ふるさと納税を活用できます。ふるさと納税で返礼品なしの寄付をすることで支援する方法もありますが、被災地の返礼品を受け取ることで、返礼品提供事業者への支援につながるケースも多々あります。

今回の能登半島地震に関係するその一例を、「さとふる」から紹介します。

●石川県七尾市「山口水産の能登かき 殻付き半缶」寄付金額1万7000円
地震から2日後、海に出ると牡蠣は無事だったそうです。復興の希望として“能登かき”が注目されています。

●石川県宝達志水町「訳あり 米 復興米 5kg 1袋[中橋商事 石川県宝達志水町]寄付金額9000円
地震により玄米を保管している倉庫が甚大な被害を受け、お米の銘柄が混ざってしまったそう。衛生的なものを再選別し、復興米として提供。受け取る代金の一部を、能登半島の米農業と米農家への義援金として寄付する予定だそう。

その他、「さとふる」では、「令和6年 能登半島地震被災地応援お礼品特集」が掲載されていますので、チェックしてみてください。

「防災・減災」を考えたり、対策をしたりするのは、思い立ったら即行動!です。「お金がかかる」「何を備えたらいいかわからない」という方は、ぜひ上記をご参考に一つでも対策を始めてみてください。

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