前田穂南、2大会連続で五輪へ パリ大会の女子マラソン代表入り 尼崎出身、大阪国際で日本新

大阪国際女子マラソンで日本記録を更新した前田穂南=1月28日、ヤンマースタジアム長居

 大阪国際女子マラソンで19年ぶりに日本記録を更新した東京五輪代表の前田穂南(27)=天満屋、兵庫県尼崎市立園田東中出身=が10日、女子マラソンのパリ五輪代表の残り1枠に決まった。前田の記録2時間18分59秒を、同日の名古屋ウィメンズマラソンの日本人最高成績が上回らなかったため。前田は2大会連続の五輪出場となる。

 尼崎市出身の前田は、強豪の大阪薫英女学院高から、マラソン選手を志し岡山に拠点を置く天満屋へ。初出場となった2021年の東京五輪は、33位にとどまった。パリ五輪代表入りを決め、所属先を通じて「2大会連続で日本代表として走れることに誇りを持ち、世界でしっかり自分のパフォーマンスを発揮したい。今までの経験を生かし、継続して練習に取り組んで準備したい」とコメントを発表した。(山本 晃)

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