弥生の里に春 花とみどりの市開幕 神埼市の吉野ケ里歴史公園臨時駐車場、3月31日まで

花とみどりの市が開幕。お気に入りの花苗などを買い求める来場者ら=神埼市の吉野ケ里歴史公園臨時駐車場(撮影・中島克彦)

 弥生の里に春を招く第51回「花とみどりの市」(佐賀県造園協同組合、県立吉野ケ里歴史公園、佐賀新聞社主催)が9日、開幕した。好天の下、3316人が来場、色とりどりの花苗やつぼみがほころび始めた苗木などの品定めを楽しんだ。31日まで。

 18業者が鉢植えや花苗などをずらりと並べ、果樹や盆栽、低木など特化した品ぞろえが光る区画もある。期間中は、庭木の育て方や手入れについて業者が教える教室や、競り市などのイベントもある。土日は先着100人に花苗をプレゼントするほか、造園業者12組が趣向を凝らしたガーデンショーは期間を通して展示。23日は、竹細工のかごを作るワークショップも初めて実施する(有料)。

 出店会の栗山大完会長(71)=栗山景尚園代表=は「庭木や草花の手入れ方法を教えられるし、値段の交渉をされたりするのも楽しい」とにぎわいを期待する。最近庭造りを始めたという市毛潤さん(35)=北九州市=は「開催を知り、たまたま来たが、探していた木でいいのが見つかった」と満足げだった。

 開場時間は午前9時から午後5時。問い合わせは事務局、電話070(2637)3699。(志垣直哉)

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