スポーツ拠点の完成祝う 統合の猪苗代中 屋内運動場・グラウンド落成式 福島県猪苗代町

落成式が行われた猪苗代中の新屋内運動場

 統合・新校舎建設に伴う福島県猪苗代町の猪苗代中屋内運動場・グラウンド落成式は8日、同校新屋内運動場で行われ、生徒らが各種スポーツ活動の場完成を喜び合った。

 屋内運動場は鉄筋コンクリート平屋建て。けが防止のため、床材がささくれないようにした。県産木材を多用し、ぬくもりを感じるようにした。地域避難所用に防災倉庫も設け、非常食や毛布などを備えている。グラウンドには高さ12メートルのネットを整備し、野球のボールなどが校外に出ないようにしている。運動場は昨年8月から利用しており、グラウンドは雪解け次第、利用を始める。

 式には全校生徒や関係者ら約350人が出席した。二瓶盛一町長があいさつし、施行業者らに感謝状を贈った。後藤公男町議会議長が祝辞を述べ、全校生が校歌を斉唱した。

 式後、落成記念コンサートが催された。町の教育を度々支援してきた三洋プリント(本社・東京都八王子市)社長で町出身の長谷川博さんが、生徒に素晴らしい生演奏を聞いてほしいと企画。首都圏で活躍するオカリナ奏者・舞歌さんが、小鳥のワルツやジブリの名曲などを素朴で透き通るような音色で響かせた。

(会津版)

オカリナを演奏する舞歌さん

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