成り済まし詐欺3度目阻止で感謝状 福島県白河市のローソン新白河2丁目店 県警本部「マイスター」に認定

大河内課長から認定書を受けるオーナーの安田さん(右)

 成り済まし詐欺被害を未然に防いだとして、白河署は4日、福島県白河市のローソン新白河2丁目店オーナーの安田頼子さんに署長感謝状を贈った。安田さんの店舗は1月31日と2月10日に続いて被害を食い止め、県警本部の「なりすまし詐欺未然防止マイスター」に認定された。

 同署によると、2月27日、来店した80代男性が10万円分の電子マネーを購入しようとした。60代の女性店員が詐欺と疑い、県警が配布する巧妙な手口が記されたシートを見せて説明した。男性が警察に相談し、詐欺が判明した。

 贈呈式は同店で行われ、七海暢一署長が安田さんに感謝状、県警本部の大河内秀崇生活安全企画課長がマイスター認定書と盾、ピンバッジを手渡し、積極的な声かけに謝辞を述べた。安田さんは「今後も詐欺被害を未然に防ぐため、警察と協力していきたい」と話した。店長の安田貴久さんが同席した。

(県南版)

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