琴で日本の伝統音楽体験 京都・向日市で小学生が学ぶ

琴とタンバリン、鈴との合奏に挑戦する児童ら(向日市寺戸町・第4向陽小)

 琴の演奏を体験する授業が、京都府向日市寺戸町の第4向陽小で開かれた。4年生126人が弾き方を習い、日本の伝統音楽に触れた。

 4年前から沢井箏曲院(京都市西京区大枝)講師の今井朋子さん(56)を音楽の授業に招いている。今年は2日間で4クラスが体験した。

 児童らは、今井さんの巧みな演奏に驚きながら聞き入った。続いて10面の琴を交代で使い、「さくらさくら」に挑戦した。楽譜に書かれた弦の番号を声に出しながら、親指に着けた爪で弦をはじいた。40分ほどで覚え、全員が演奏した。「ミッキーマウス・マーチ」も習い、タンバリンや鈴との合奏を楽しんだ。

 参加した児童(10)は「番号の楽譜は分かりやすかった。うまく弾けたので楽しかった」と話した。

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