マナーに関する考えは人それぞれ……とはいっても最低限守ってほしいラインはあるものです。筆者の知人Aさんの義母は少しマナーに欠けている部分があり、一緒に外出するといつも恥ずかしい思いをするんだそう。今回は、Aさんから聞いた義母と外食をした時に起きた赤っ恥事件をご紹介していきます。
がめつい義母と外食へ
今日は夫と義母とAさんの3人で外食へ出かける日。近くに住む義母からはしょっちゅう外食の誘いがあり、Aさんは予定が合えば3人で近くのレストランへよく行っていました。
義母は支払いをする気がまったくなく、いつも支払いはAさんたちがしています。夫を育ててくれたことの恩返しだと思って、Aさんたちは義母との食事会を楽しもうとするのですが……。
がめつい性格の義母は、普段はいい人なのですが、いつも少しでも得をしようと恥ずかしい言動をすることだけが困りもの。今回はどんなことを言うのだろうと、Aさんはヒヤヒヤしていました。
これ持ち帰っていいわよね？
今日はイタリアンレストランへ出かけたAさん夫婦と義母。注文した料理が届くと、一緒に粉チーズとタバスコが付いてきました。それを見た義母は「これって持ち帰ってもいいのよね？」と言います。
「ダメだよ！ これは店で使うものであって母さんにくれたわけじゃないんだから」
夫がズバッと言ってくれ、義母はムッとしつつも理解してくれた様子。容器ごと出された調味料を持ち帰られたら、飲食店はたまったものではないでしょう。
もしかして？ やらかした義母
美味しい料理を食べ終えお会計をしていたところ、Aさんたちのテーブルを片付けていた店員が声をかけてきます。
「お客様、調味料を持ち帰っていませんか？」
義母は「持ち帰っていない」としらばっくれようとしますが、夫がカバンの中を見ると粉チーズとタバスコが出てきました。
夫からきちんと注意されたにもかかわらず、義母は調味料を勝手に持ち帰ろうとしていたのです。
赤っ恥！ もう一緒に出かけたくない
本来なら義母の行為は窃盗で通報されても仕方のないこと。今回、お店側は大事にせず見逃してくれましたが、どうして義母はこんなことをしてしまうのでしょう。
義母のカバンから調味料が出てきた瞬間の恥ずかしさったらありません。義母自身も恥ずかしそうで、誰も得をしない行為です。
これに懲りて非常識ながめつい行為はやめてほしいものですが、長年染み付いた考えや行動はなかなか変わりそうもありません。義母にも何か理由があるのかもしれませんが、Aさんは次回のお誘いが怖いなと思うのでした。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶
