会社で働くと、電話対応は新入社員や事務職の方がやることが多いかもしれません。初めての電話対応で焦ってしまい、周りがプッと笑ってしまうような失敗をやらかすことも!
今回は筆者の知人Pさんから聞いた、ちょっと笑ってしまう失敗エピソードをご紹介します。
事務職で入社したPさん
Pさんは新卒で事務職に入社しました。今まで電話対応をする機会がなかったので、これが人生で初めての電話対応でした。最初は先輩の受け答えをオンフックで聞いて、やりとりを覚え、使うフレーズなどもメモに取り、隣に先輩がいる状態で受電していました。
独り立ちした矢先に……
とうとう、先輩の手を離れて、独り立ちする時が来ました。
かかってきた電話を取ると、担当者が不在だったので、「戻り次第折り返しさせていただきますので、お名前を頂戴してもよろしいでしょうか?」と聞きました。
すると、「〇〇株式会社の山田(仮名)です」と言われました。
ん? まるまる? と思いつつもメモにとり、
「復唱させていただきます、丸丸株式会社の山田様、お電話番号が、」と言うと、
「まるまる!? 違います、まるまるです!」と言われたのです。
焦りに焦って、思わぬことを口走った!
(え、何が違うの? まるまるでしょ? え?)と、もう焦って混乱してしまい、
「えー、まる、ではなく、四角でしょうか?」と心にもないことを口走ってしまいました!
電話の向こうから、明らかに吹き出した声が聞こえてきました。
「も、もう、大丈夫です。お伝えお願いしますね」と、電話の向こうの山田さんは笑いを堪えながら電話を切りました。
担当者が戻ってきたので、電話があったことを伝えると、「あーマルマンさんね! ありがとう!」と言われ、「あ、まるまるじゃなくてマルマンさんだったんだ。」と我に返ったPさんなのでした。
担当者にも事情を説明して謝罪すると、「謝っておくけど、笑ってたならもう許してくれたんじゃない? にしても、四角は面白いね」と笑い飛ばしてくれて、Pさんはホッとしたのでした。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:南さおり