「恋敵がいるとより燃えるわ~!」という人も多いのではないでしょうか?
相手が独身だったら猛アタックするのも素敵ですが、既婚者であれば絶対にNGですよね。
今回は筆者の知人B美から聞いた、悲しすぎるエピソードをどうぞ。
経営者としてお金をしっかり稼いでいた
これは、私が会社を経営していたときの話です。
当時、エステサロンの経営者だった私。
自分で言うのもなんですが、かなりお金を稼いでいる方でした。
20代で、すでに服もカバンもハイブラばかり。
30代になってからは、高級マンションを購入していました。
本気で付き合っている人はいなかったものの、深い関係を持っていた男性は何人もいて。
仕事もプライベートも、まさに順調そのものでした。
好みのタイプの年下男性と出会う
そんなときに、出会ったのが2歳年下の彼。
ちょっとしたパーティ会場で出会いました。
彼を見た途端、私の心臓はバクバクに。
正直、めちゃめちゃタイプな容姿だったのです!
話してみると、内面もとても素敵で。
いつの間にか、彼に夢中になっている自分がいました。
ベンチャー企業の社長として毎日社員と必死に働いているという話には、私も大変だった下積み時代を思い出しました。
とにかく社員想いで、謙虚でスマートな彼。
これまでの遊びの恋愛とは打って変わって、本気で恋に落ちてしまいました。
既婚者だったが構わず猛アタック!
しかし、彼の薬指には指輪が。
そう、彼は奥さんのいる既婚者だったのです!
それでも、どうしても彼を手に入れたくなった私。
「社長ならもっとふさわしい格好をしないと」
「私が買ってあげるから♡」
とにかく何でもハイブラを貢ぎまくりました。
そのたびに、恐縮しつつ喜ぶ彼の笑顔がまぶしくて。
「こんなの初めてです!」
との彼の言葉に
「奥さんには負けないから!」
ともっと必死に。
会って食事をするだけの関係でしたが、会ったときには、彼に貢いで好感度を上げようと必死になっていました。
すると1年後、悲しい結末が……。
彼に見放され、仕事も失ってしまった……
彼の事業はトントン拍子でうまくいき、私よりも何倍も稼ぐように。
一方私は、仕事そっちのけで恋愛に現を抜かしたせいか、経営がガタガタに。
会社をたたまざるを得ない状況になってしまいました。
そして彼からも「もう会えません」とキッパリ断られてしまったのです。
その数日後に風のウワサで、彼の奥さんが妊娠したことを耳にし、ガクッとうなだれた私。
残ったのは、お金を使いすぎたことによる借金だけでした……。
今思うと食事をするだけの関係だった私に、会ったときには一方的に貢がれて、彼も迷惑だったかもしれません。もっと早くに断ってくれていたらとも思いますが、優しいので言い出せなかったのでしょう。今はいくつも仕事を兼業して、借金を返しながら細々と生活しています。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい