「桃太郎トマト」出荷始まる JAなす南、強い甘みと酸味のバランスに自信

トマトを箱詰めする作業員

 【那珂川】JAなす南馬頭トマト部会は8日、町地域ブランドに認定されている「桃太郎トマト」の2024年産の選果と出荷を始めた。6月下旬まで、計200トンを主に仙台方面に出荷するという。

 同部会では町内の6人が計1.5ヘクタールで大玉品種「桃太郎ホープ」を生産している。同JAによると、県内の産地で最高の市場評価を受けているという。

 この日、那須烏山市熊田の同JA梨・トマト選果場ではパート従業員ら20人ほどが、収穫されたトマトを色や形状に応じて仕分けし、丁寧に箱詰めしていた。同部会の高野寿人(たかのとしひと)部会長(40)=馬頭=は「強い甘味があり、酸味とのバランスも良い。今年も自信を持って出荷できる」と目を輝かせた。

赤く色付き出荷されるトマト

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