2024年度末→26年度末に…白岡・大山小廃校、2年延期へ 市議会で委員会可決 「説明不十分」などの声受け

白岡市役所=埼玉県白岡市千駄野

 埼玉県白岡市が来年度に市立大山小学校(同市荒井新田)を廃校にする方針を示した問題で、市議会文教厚生常任委員会は8日、廃校にする時期を2年延長する修正案を賛成多数で可決した。修正案は19日の議会最終日に本会議に提案される。

 大山小を巡る問題は、市が児童数の減少を理由に2024年度末に統廃合する条例案を昨年、12月定例市議会に提出。保護者や地域住民が地元への説明が不十分などと反発したため、市議会は継続審議にし、閉会中に住民から意見を聞き取る説明会を開催した。市民からは統廃合へのプロセスや時期を再考する署名が市、市議会に提出されていた。

 8日の文教厚生委で、菱沼あゆ美議員(公明)が廃校を2年間延長し、27年3月末とする修正案を提出し、賛成多数で可決された。「保護者・地域住民へのきめ細やかな意見収集と情報提供に努める」などの付帯決議も全員賛成で可決した。

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