ひょっこりはん、おかずクラブもやってきた…出水でおれ鉄20周年フェス、多くの来場者でにぎわう

アナウンス体験をする子どもたち=10日、出水市昭和町

 「おれ鉄20周年フェス」が10日、鹿児島県出水市の肥薩おれんじ鉄道出水駅一帯であった。観光列車「おれんじ食堂」特別カフェや吉本興業芸人のお笑いステージ、体験コーナーを家族連れらが楽しんだ。

 県北薩地域振興局や同鉄道などでつくるプロジェクトが企画した。ステージでは地元の和太鼓集団「和楽」が力強い演奏を見せた。吉本の「ひょっこりはん」や「おかずクラブ」は、来場者との掛け合いや自虐ネタを披露、笑いを誘った。

 軽食やドリンクが販売された特別カフェには、行列ができた。家族6人で訪れた東出水小学校5年の川野結菜さんは「食堂は木を使っていておしゃれ。乗れてうれしい」と喜んだ。

 制服着用やアナウンス体験も人気。沿線の特産品が並んだほか、千葉県を走るローカル鉄道の銚子電鉄が自社工場で焼くぬれ煎餅の販売、手焼き体験もあった。

お笑いステージを楽しむ来場者=10日、出水市昭和町

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