世界食料価格、2月は前月比で7カ月連続下落 穀物下落が寄与

(見出しを修正して再送します)

Maytaal Angel

[ロンドン 8日 ロイター] - 国連食糧機関(FAO)が8日発表した2月の世界食料価格指数は平均117.3ポイントと、前月改定値の118.2ポイントから低下し、7カ月連続のマイナスとなった。全主要穀物の国際価格が砂糖と肉類の価格上昇幅以上に下落し、2021年2月以来の低水準となった。

穀物価格指数は前月比5%、前年同月比では22.3%それぞれ下落。南米地域のとうもろこしが豊作だったことと、ウクライナ産穀物の価格改善が寄与した。

植物油価格は、南米地域からの潤沢な供給予想から、前月比1.3%、前年比では11%それぞれ下落。

菜種油とひまわり油の価格も、潤沢な輸出を背景に下落した。

© ロイター