「すべてのサッカー関係者にとってPK」クロップ監督がシティ戦最終盤の際どかった判定に言及、ただ判定よりも大事なのは「あのサッカーができたこと」

リバプールのユルゲン・クロップ監督[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、マンチェスター・シティ戦の判定について言及している。イギリス『インデペンデント』が伝えている。
【動画】PKか否か?ドクとマク・アリスターの接触シーン

10日、プレミアリーグ第28節で2位のシティをホームのアンフィールドに迎えたリバプール。23分にセットプレーから先制を許すものの、試合を通してペースを握ると、50分にアレクシス・マク・アリスターのPKで同点に。その後は両者チャンスを作ったがゴールネットは揺れず、1-1の痛み分けとなった。

その中、試合を大きく左右したのが、後半アディショナルタイムの判定。シティのボックス内でバウンドしたボールを競り合った際、シティのジェレミー・ドクが高く上げた足がマク・アリスターの胸に当たった。

際どいプレーだったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を経ても判定はノーファウルで変わらず。仮にPK判定になっていれば試合の結果が変わっていた可能性が高い場面だった。

この判定について試合後、リバプールのクロップ監督がイギリス『スカイ・スポーツ』のインタビューで言及。100%ファウルでありPKだったと語気を強めた。

「(VARは)正しい判定を下すためにあるが、判定を覆したり、正しい判定を見つけたりするためのハードルがどれだけ高いかは考えられていないのではないか?」

「ピッチのどの位置でも、このシチュエーションは100%ファウルだ。100%ファウルであり、イエローカードだ。彼はボールを打てたが、彼の足があそこ(高すぎる位置)にあったから(マク・アリスターが避けられずに)打てただけだ。ボールがそこになければ、彼(ドク)は彼(マク・アリスター)を殺してしまう。簡単なことだ」

「地球上のすべてのサッカー関係者にとって、これはPKであり、もしPKでないと思うなら、あなたはサッカー関係者ではないのかもしれない」

また、イギリス『BBC』のインタビューでも100%PKと主張。それでも、判定よりもシティを苦しめたチームのハイパフォーマンスが最も重要なことだとした。

「100%ペナルティだった。彼らは説明を見つけるだろう。100%ファウルであり、おそらくイエローカードだろう」

「私の周りでiPadを持っていた人たちはみんな、"ワオ、明らかだ "って言っていたよ。たぶん、彼ら(審判)は "明確で明白なものではない "という言葉の陰に隠れることができるだろう」

「もちろんPKで、私たちはPKをもらえなかったがそれはいい。私にとって最も重要なことは、あのようなサッカーができたことだ。今日はセンセーショナルなプレーをたくさん見た」

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