愚直にマドリー愛貫く32歳ルーカス・バスケス…契約満了迫るも「まだクラブと何も話していない」

ルーカス・バスケス(32)[写真:Getty Images]

元スペイン代表DFルーカス・バスケス(32)はレアル・マドリー愛を貫くか否か…。

16歳からマドリー所属のL・バスケス。カスティージャ時代の20代前半に1年間だけエスパニョールへレンタル移籍したことがあるが、完全移籍で買い取られた直後にマドリーから買い戻され、今日に至る。

以来、真に序列が高かったことなど一度もない。

世界有数のスター選手をバックアップする“ローテーション要員”の立ち位置を受け入れ、愚直に積み上げたのはクラブ通算338試合34得点61アシストという数字、ラ・リーガ優勝3回、チャンピオンズリーグ(CL)優勝4回などといったタイトルの数々。

右ウイングを主戦場としたあの頃はどこへやら、いつの間にか右サイドバックの選手となっていたが、ベテランとしてマドリーで生き残るためのコンバートもすんなりと受け入れた。

直近のセルタ戦(4◯0)ではフル出場。“ヴィニシウスvsミンゲサ”の件に首を突っ込んでひと悶着あったが、試合後、今季限りとなっているマドリーとの契約について問われると…

「マドリーで満足しているよ…将来何が起きるか? まだクラブと何も話していないし、何もわからない」

契約満了が迫るルーカス・バスケス。契約延長=来季も残留なら、ファーストチーム昇格10年目という節目のシーズンとなるが、果たして。

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