「He will be back!」ペップが“盟友”クロップへの熱い想いを明かす「私をより良い監督にしてくれた。フットボールには彼が必要」

同じ時代を生きる盟友へ――。稀代の名将が熱い想いを明かした。

現地時間3月10日に開催されたプレミアリーグ第28節で、マンチェスター・シティは遠藤航を擁するリバプールと敵地アンフィールドで対戦。23分にCKからジョン・ストーンズが先制点を奪うも、50分にPKで追いつかれ、そのまま1-1のドローで終わった。

ジョゼップ・グアルディオラ監督は試合後、英公共放送『BBC』のインタビューに対応。立ち上がりからテンションマックスのビッグマッチをこう振り返った。

「両チームともに良い場面があり、我々は本当に良いスタートを切った。タイトな試合だったね。ひとつのチームが常に主導権を握る試合ではなかった。リバプールは称賛に値する。このライバル関係において、信じられない偉業を成し遂げてきたと改めて証明した。ここでの勝利がどれだけ難しいか、私は知っている。選手たちは全てを捧げてくれた。相手に敬意を表し、勝点を持ち帰る」

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就任8年目のスペイン人指揮官はまた、今季限りでのリバプール退任を表明しているユルゲン・クロップ監督に言及。来季以降の去就は不透明のなか、「He will be back!(彼は戻ってくるだろう!)」と断言した。

「彼はこの仕事を強く愛している。我々をより良いチームにしてくれたし、私をより良い監督にしてくれた。すぐに戻ってくるよう願うよ。フットボールには彼のようなパーソナリティが必要だ」

闘将として知られるクロップ監督は、この日も幾度となくド派手なジェスチャーで選手を鼓舞し、観客を煽っていた。グアルディオラ監督は、果てしなく熱いその姿を、逆サイドからまだまだ見ていたいようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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