東日本大震災13年 岩手県沿岸12市町村の人口は6万人あまり減少 復興への影響も

岩手県沿岸部に甚大な被害をもたらした東日本大震災の発生から13年。被災地では、水産業をはじめとしたなりわいの面で新たな課題が浮き彫りとなっています。

2月末時点の岩手県のまとめによりますと、東日本大震災による岩手県内の死者は5145人で、このうち471人は間接的な要因で亡くなる震災関連死でした。
さらに現在も1107人が行方不明となっています。

漁港の復旧といったハード面の整備がほぼ完了した一方、コロナ禍や物価高騰の影響で地域経済が回復していないと感じる人の割合が前の年を上回るという調査結果も出ていて、事業者への支援が課題となっています。

また沿岸12市町村の2月1日現在の人口は21万396人で、震災直前の2011年3月1日時点と比べて6万2541人減っています。人口減少が被災地の復興の進展に、重くのしかかっています。

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