やはり鎌田大地のラツィオでの挑戦は、1年で終わることになるのだろうか。
イタリア紙『Corriere dello Sport』の報道として『calciomercato.com』などが伝えたところによると、鎌田が3年の延長オプションを行使しないとクラブに通達したという。
フランクフルトを契約満了で退団した鎌田は昨夏、ミラン加入に近づいたものの、首脳陣の人事変更もあって契約に至らず。その後、昨季のセリエAで2位になったラツィオに入団した。イタリア各メディアによると、延長オプションつきの1年契約だ。
開幕当初はスタメンに名を連ね、昨季王者ナポリとのアウェーゲームで決勝点も挙げたが、その後はマウリツィオ・サッリ監督の下で出場機会が減少。年明けからはさらにチャンスに恵まれず、公式戦26試合出場の1得点・1アシストにとどまっている。
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calciomercato.comは3月10日、「カマダとラツィオ、愛の物語は決して生まれなかった」と報じた。
「ダイチは監督を困らせようと、いつもとても真剣に働いている。だが同時に、セリエAでの1年目の展開に落胆している」
先日から鎌田はブンデスリーガ復帰の可能性が取りざたされており、板倉滉が所属するボルシアMGの関心が伝えられている。calciomercato.comは「カマダはガラタサライをスタンバイ状態とした。ブンデスリーガ復帰のほうを好んでいるからだ」と続けた。
「直近でボルシアMGとの直接のコンタクトがあり、本人は選択肢を気に入っている」
鎌田はイタリアで輝くことなく、ドイツに“出戻り”することになるのか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部