「生活が安定してきた」と前向きな言葉の一方で「あきらめのような気持ち」も 東日本大震災から13年 広島県では今も324人が避難生活

東日本大震災の発生から13年です。広島県内では、今も300人を超える人たちが避難生活を続けています。

半旗が掲げられた広島県庁では、地震が発生した午後2時46分、職員が立ち上がって1分間の黙とうをしました。

広島県 危機管理課 佐藤伸樹 課長
「被災者のみなさんにとっては、(過ぎた)13年ではなく今のことだと思います。(地震へは)行政と地域、県民のみなさま一人ひとりが備えや対策を講じていかないといけないと思います」

広島県内に避難している人は、宮城県・岩手県・福島県などから計117世帯324人となっています。

広島への避難者でつくる団体によりますと、避難者へのアンケートでは「生活が安定してきた」など、これまでで一番、前向きな言葉が多くあったということです。

一方で、3割近くの人が、「あきらめのような気持ちが強くなった」とも回答していて、前向きな気持ちと不安な気持ちの両方を抱いている人もいるようです。

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