イカナゴのシンコ漁、解禁初日に終了 兵庫で史上初 漁獲量振るわず資源確保のため

次々と水揚げされるイカナゴのシンコ=11日午前、姫路市白浜町の妻鹿漁港(撮影・辰巳直之)

 播磨灘の漁業者らでつくる兵庫県播磨灘船曳網漁業連合会は11日、同日に始まったイカナゴのシンコ(稚魚)漁を終えると決めた。県によると、県内のシンコ漁が1日で終わるのは初めて。漁獲量が振るわず、来年以降の資源を確保するため。大阪湾で操業する漁業者らは今季の漁は実施しなかった。

 不漁が続くシンコ漁だが、今年は「これまでで最も厳しい漁になる」と県水産技術センター(明石市)が予報していた。鮮魚店などの店頭価格は昨年を大きく上回る高値となった。(三宅晃貴)

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